あなたが出来ている事や
知っている事の全てを今の今
手放してしまえば良いだけなのです。
だって それらは
あなたの思い込みの中に
安心のために置いてある
ただの記憶だからです。
実際には全てが
此の場から無くなってしまい
今は過去の中へと消え去ってしまった
ものばかりだからです。
もう既に
現実では無くなり
墓場の中に消え去ってしまい
二度と帰って来る事が出来ない
物ばかりです。
もしも それらが
どうしても有るように
思える様ならば
あなたは
現実の中で無く既に
存在しない物ばかりを掻き集めて
あなたの頭の中に描き出し作り出している
思い込みと言う空想の中味を見ている
だけなのです。
それは あなた
一人だけに見えている
あなたの空想の中なのです。
それら全部が
既に無くなってしまっていると
気づいてしまい
更に気づいた後に
その場に 残されている
何かが有るのかまでを
見て欲しいのです。
だって
あなたが
あなたの思い込みという
空想の中を あたかも本物の
現実が今も尚 有り続けて
いるかのような錯覚を
起こしてしまっていた
だけだったのですから
あなたが
気づき終わった後には
何もかもが水の泡のように
跡形も無く消え去ってしまった後の
何も無い透明に澄み渡った
見事な現実だけが
広がっています。
それは何処までも
何も無く あなたが
把握することなど出来ないぐらい
途方も無く広々とした空間です。
その何も無い
途方も無い空間こそが
本物の あなたの姿だったのです。
そして
あなたが
把握する事など
出来ない位にまで広々とした
現実を実感するには その何も無い
現実の途方も無い空間の中に あなたの
身も心も全てを委ねてしまう事です。
すると
それだけで
あなたは途方も無い
空間の中に溶け込んでしまい
途方も無い空間の一部と化し
そこには あなたは消えてしまい
途方も無い現実の空間しか残されていません。
あなたは途方も無い空間そのものと成ってしまいます。
けれども それは
逆を返せば途方も無い
空間そのものが あなたと
成ってしまう事でも在るのです。
それが
実感での
宇宙 即 我を
味わう道で有り
コツです。